HOME > ブログ > 坐骨神経痛 > 甲府市より来院されました「坐骨神経痛による右すねのしびれ」のトリガーポイント鍼灸改善症例

ブログ

< 昭和町より来院されました「スポーツによる腰痛」のトリガーポイント鍼灸改善症例  |  一覧へ戻る  |  今週の傾向と対策 >

甲府市より来院されました「坐骨神経痛による右すねのしびれ」のトリガーポイント鍼灸改善症例

こんにちは!
あかぬま鍼灸治療院のアカヌマです。

今日は当院に来院されました坐骨神経痛による右すねのしびれ」の症例を報告します。



50代 女性 介護職


甲府市より来院されました患者様です。



症状歴:1ヵ月程前から右すねから足甲にしびれ、腰痛あり。

    整骨院にて施術を受けているが、しびれがとれない。

    肩こり、ひじの痛み、股関節痛もあり。


    


施術1回目:筋膜整体とトリガーポイント鍼灸を行いました。


バランス検査後、しびれの原因は右手首と判断しました。







右手首

「しびれに関してはタイムラグがありますので・・・」と説明。

腰の動きと肩甲骨は軽くなったとのことで、4日後に予約


施術2回目

問診

患:「腰痛は劇的に変わりました♪マッサージもしてないのに
   手首の調整でここまで変化するとは・・・」

  
「足の甲は、痛みはあるがポイントで気になるレベル」


  坐骨神経痛のようなすねのしびれはほとんどでない」









施術部位は骨盤部と胸椎10番の整体を行いました。

頭板状筋の筋膜リリースをし、首の可動性が左右均等になりましたので、施術終了。







施術3回目  

問診

患:「すねのしびれも甲の痛みもない」

  「ここ2週間、デスクワークが多かったせいか肩こりが気になる。」

   「腰痛も問題なし♪」


横隔膜の動きが悪い印象でしたので、こちらを調整。


右手首を再度調整し、施術終了。




カラダの歪みは安定していましたので、とりあえず1か月経過観察というかたち

で次回の来院を予約されました。










■まとめ■


この患者様の「坐骨神経痛による右すねのしびれ」は、右手首からの影響が強いものでした。

まさか・・・

手首とは・・・

と驚いた印象でしたが、筋膜は全身を包むボディスーツのようなものです。


「すねのしびれ」だから原因は、にあると思ってしまいますが、

カラダの全体的に評価することも重要です。
















カテゴリ:

< 昭和町より来院されました「スポーツによる腰痛」のトリガーポイント鍼灸改善症例  |  一覧へ戻る  |  今週の傾向と対策 >

同じカテゴリの記事

山梨県中央市より来院されました「坐骨神経痛」のトリガーポイント鍼灸による症例

 

こんにちは!
あかぬま鍼灸治療院のアカヌマです♪

今日は症例報告になります。

山梨県中央市より来院されました


坐骨神経痛」のトリガーポイント鍼灸による症例になります。

 




60代 男性  無職

 






症状/既往歴:

「9月下旬から自宅の剪定を毎日2時間ほどしていた。脚立作業が多く足元が不安定だったが、無理をして連日続けていたら、急に夜中にお尻から太もも、足首と痛みが走り翌朝には足底までビリビリとしびれが出た。

病院に受診し「足底筋膜炎」と診断された。

ただ、最初の痛みの箇所はお尻付近でしたので「足底筋膜炎」ではないと考え当院に来院。

もう一度、評価してほしいと要望あり。


現在、肺がんの治療で抗がん剤治療のため病院に通院している。




施術


施術1回目:右足底部の熱感や鈍痛あり。
       大腰筋と梨状筋の筋膜リリースと小殿筋トリガーポイントに鍼灸
      (歩行の軽快あり)
     


施術2回目:初回の施術後から翌日には足底部のジリジリ感や熱感は消失。

      痛み10➡5(ペインスケール)

      自覚症状のエリアは右臀部から太ももにかけてしびれと痛みあり


      中殿筋からハムストリングスにかけてマッサージをメインで施術。
      
    

 

施術3回目:ペインスケール10➡3


      痛みはかなり良い。しびれ感も少なく熟睡できる。


      仙骨と後頭部の調整を行い、CSFの循環を整える。
 
     

施術4回目:都内に友人と食事会。電車や歩行にも不安なく活動できる。


      痛み10➡1~2(ペインスケール)


      頭蓋骨調整(頭頂骨リフト)。大腰筋と腸骨部の筋膜リリース


      活動量は上がっている。
  

   

施術5回目:気になる痛みやしびれなし。
     
      内臓の調整、仙骨後頭骨への調整施術。


     とりあえず、次回は様子を見ていただくことで終了。






考察


抗がん剤投与により免疫機能が低下している患者さまでしたが、疼痛改善が早く

私自身も驚きがありました。


鍼灸の効果を改めて認識させられた症例です。





偽ー坐骨神経痛と呼ばれる「小殿筋トリガーポイント」

こんにちは!
あかぬま鍼灸治療院のアカヌマです。



今日のテーマはこちらです。


偽ー坐骨神経痛と呼ばれる「小殿筋トリガーポイント」についてコラムします。




整形外科や病院で「坐骨神経痛」と診断され、なかなかリハビリテーションや



痛み止め、湿布薬で改善されないケースの症状では、筋・筋膜性疼痛の疑いがあります。




「筋・筋膜性疼痛」とは、痛みを誘発させる原因は筋肉や筋膜と呼ばれる組織に存在する

ということです。



筋・筋膜の組織が、繰り返しの運動や長時間の同一姿勢などで負荷がかかることで



筋膜が過敏化してしまう箇所を「トリガーポイント」と言い、



坐骨神経痛などの症状は、


よくトリガーポイントと間違えられてしまうことがしばしばあります。


特に坐骨神経痛と同じ症状として挙げられる筋・筋膜が


「小殿筋しょうでんきん」です。






小殿筋のトリガーポイントに関連した疼痛は耐えられないほど持続し、


杖がないと歩行ができないくらいの非常に激しい痛みです。





小殿筋は骨盤に付着する箇所で前方と後方に分けられます。





前方部と後方部の筋膜どちらかが悪くなると、特徴的な症状を誘発させます。



まず、前方部が悪くなると・・・


①お尻にかけての痛み
②お尻から太もも外側の痛み
③ふくらはぎから外くるぶしにかけての痛み




などの症状が出やすい傾向があります。


後方部が悪くなると・・・



①お尻にかけての痛みやしびれ感
②お尻から太もも裏(ハムストリングス)の痛みやしびれ
③ふくらはぎから膝裏(膝窩筋)の痛みやしびれ



などの症状が出やすい傾向があります。


小殿筋トリガーポイントは足首より下に痛みやしびれを出すことは、まれですが、

足の甲に痛みやしびれが起きることもあります。




■まとめ■


いかがでしょうか・・・


ご自分の症状と照らし合わせてみてください。


なかなか坐骨神経痛が改善されないケースでは、筋・筋膜性疼痛を疑って


みるのもいいかもしれません!







昭和町より来院されました「スポーツによる腰痛」のトリガーポイント鍼灸改善症例

こんにちは!
あかぬま鍼灸治療院のアカヌマです。

今日は当院に来院されました「スポーツによる腰痛」の症例を報告します。



10代 男性 中学生


昭和町より来院されました患者様です。



症状歴:去年の10月陸上大会で右腰を痛め、整骨院にて電気治療、ストレッチなどで完治。

    先月末、県総体で再発。


    100メートルほど走るだけで右腰に痛みが走る。



動作痛:日常生活で痛む動作なし。ランニングの際に痛みが出る。






施術1回目:中殿筋のトリガーポイントに鍼灸を行いました。







施術後・・・

患:  「ズーンと響く感じ!」

施術者:「部活でのランニングはストップ。」
    「しっかりと休養を入れましょう。」




施術2回目

問診

患:「走っていないから痛みはわからない。鍼治療のだるさは、翌日はありました。でも辛さはない」

施術部位は初回と同じ。中殿筋以外に腰方形筋のトリガーポイントにも鍼灸をしました。






骨盤(腸骨陵)付近の骨際に鍼治療を行いました。




施術3回目  

問診

患:「筋肉痛のような張りが右臀部にある。ランニングと筋トレのメニューを少し行っている」

  「そう言えば、痛めた時にゴール直後(減速)に股関節にクリック音がした。」


クリック音からバネ股の症状もあると考え、大腿筋膜張筋の筋膜リリースを行う。

【バネ股】

股関節の屈伸の際、大腿筋膜張筋が大転子の突出部を乗り越えるときにクリック音、疼痛を発生する。

広い意味で、股関節の腱鞘炎のようなもの。




自宅で行うストレッチを指導して施術終了。








施術4回目  


問診


患:「股関節のクリック音がなくなった」
  

  「80%で走ってみたが痛みはなかった」

顧問の先生より、走りの際にお尻がぶれるような動きがする・・・

との相談があり、脚の上がりを整えるために「大腰筋」の整体をメインで施術。









施術5回目  


問診

患:「痛みはなく、問題なく走れる♪」


頸椎の整体、足首の調整で体幹部を安定させる施術にて終了。









■まとめ■


大会後、自己ベスト更新したとの嬉しい報告を頂きました。

また、成長した姿を期待したいと思います。











中央市より来院されました「坐骨神経痛による太ももの痛み」のトリガーポイント鍼灸改善症例

こんにちは!
あかぬま鍼灸治療院のアカヌマです。

今日は当院に来院されました坐骨神経痛による太ももの痛み」の症例を報告します。



30代 男性 会社員


中央市より来院されました患者様です。



既往歴:3年前に椎間板ヘルニアと診断。胆のう摘出手術あり。



現病歴:米屋の積み荷作業で常に腰に痛みがある。朝はすぐに起き上がれない。


近くの整骨院で電気治療、マッサージを受けているが、

お尻から太ももにかけての痛みやしびれがなかなか改善しない。


仕事に支障が出るので高校以来の鍼灸院を受診。




所見

1、座って姿勢で両太ももが突っ張り、しびれを感じる。

2、腰を伸ばす動作より前かがみ姿勢の方がつらい

3、自覚症状は腰よりお尻から太もも周辺の筋肉がキツイ。



施術1回目:中殿筋のトリガーポイントに鍼治療を行いました。




鍼を抜いた後、肩甲骨の可動性を整える目的として、広背筋を筋膜リリースし、施術終了。


施術後・・・

患:「太ももの緊張はいくらか調子がいいかも・・」

施術者:「タイムラグがありますので、治療した直後より2~3日後の感覚をまた次回教えてください。」
    「まず、短期集中して5回ほどいらしてください。」




施術2回目

問診

患:「調子がすごい良い。太もものしびれは両方あるけど、筋肉の突っ張りが違う。左はそれほど気にならないレベル」

施術部位は初回と同じ。中殿筋前部繊維も筋膜リリースを行いました。






腸骨陵を丁寧に筋膜リリースしました。




施術3回目  

問診

患:「筋肉痛のような張りが右臀部にあるが、仕事はできている。仕事終わりに腰の重さはあるが、動ける痛さ」


臀部の緊張が緩んできましたので、胸腰筋膜をリリース。上腕三頭筋から前鋸筋をマッサージ。

肩こりも気になるとのことでしたので、胸鎖乳突筋もリリース。









施術4回目  


問診


患:「今週は積み荷作業が多く、しんどい。左ひざに違和感あり」


筋肉の張りは先週と変わらず、増悪傾向はなし。

大腰筋の筋膜調整をメインで施術。









施術5回目  


問診

患:「左ひざに違和感があるが、腰痛、しびれもない。」


頸椎のバランスを整え、再度大腰筋の施術を行いました。


常に腰に負担のかかる仕事ですので、メンテナンスが必要と提案しました。


定期ケアというかたちで、1か月後、施術の予約を入れていただきました。






■まとめ■


両脚に症状を有する症例でしたが、比較的早い段階で改善できました。


仕事柄、常に腰に負担がかかる作業がありますので、メンテナンス


が必要です。


引き続き、対応していきます。











坐骨神経痛による夜中の痛み

こんにちは!
あかぬま鍼灸治療院のアカヌマです。

今日は当院に来院されました坐骨神経痛と夜中の痛み」の症例を報告します。



60代 男性 自営業


北杜市白州より来院されました患者様です。


◎医師より手術の打診がありましたが、回避できました。



既往歴:7年前によく似た症状



現病歴:薪割りで腰に軽い痛みがでて、湿布薬で安静にしていたが悪化。


近くの整形外科で治療を受けていたが症状はさらに炎症し、


 長引く痛みに不安が募り、「トリガーポイント療法」を検索し当院を受診。




医師の診断:「脊柱管狭窄症より坐骨神経痛を併発している」




治療:薬、湿布薬、腰患部に赤外線照射



現在のお悩み:夜眠るとき痛みがとれない。にぶい痛みがカラダに堪える。



施術1回目:「痛みが和らぐ姿勢や動きがあるのか・・・」
      「夜中の痛みは内臓からのものではないのか・・・」
      「寝るときの身体の向きを確認」



以前、大腸のオペをしているとのことで、内臓関連に不安がありましたが検査に行ってるとのことで、


筋・筋膜性疼痛と疑い「トリガーポイント鍼療法」を行いました。




この患者様で疑いが強く感じたのが【小殿筋トリガーポイント】です。




どうしてこの筋肉を疑ったか・・・・




【同じ姿勢が堪える!】との患者様の声から、関節自体を支える役目をする抗重力筋と呼ばれる


筋群が一番悪くなっている疑います。



脊柱管狭窄症からの坐骨神経痛であれば、安静にしていれば軽減しますが、



「同じ姿勢で安静にしているのがつらい」



となると、


違った予測が必要です。



施術後:小殿筋トリガーポイント特有の反応


「発生源認知と呼びます」がいまひとつ感じられなく、


患者様にも説明をしました。


「○○さん、今日はこちらの筋・筋膜を疑い

トリガーポイント療法を行いましたが、鍼自体の反応がいまひとつでした。」



「マッサージツールでの筋膜リリースが気持ち良いとのことですので、


次回も同じプランで4~5回来院してください」




次回の流れと施術方針を承諾していただき3日後に2回目。



2回目:問診



前回の施術後夕方くらいまで、「筋肉痛のようなこわばり」がありましたが、


痛みがスーッとぬけて夜も気になるレベルではなかった。


ただし、土、日ともに夜の痛みがあるが寝れる。


施術:前回と同じ筋にアプローチ。




3~4回目:痛みが10→3に軽減。


  
「手術が回避できそうです。」と喜びの一言。


施術期間を少し空けてみましょう。と提案。





5回目:夜の痛みなし。薬も飲んでいない。



鍼治療ではなく、身体のバランス整える整体を行いました。



ゆがみの調整ポイントは足首。


白州からの来院でしたので、



「とりあえず様子をみて経過が良くないようでしたら、


連絡して下さい。」

施術終了となりました。


■総括■

手術を回避できたことが、まず一安心でした。

「小殿筋トリガーポイント」はよく坐骨神経痛と間違えてしまうケースがあります。

早めの来院が功を奏した症例でした。





このページのトップへ